村田諒太、WBAミドル級世界タイトルマッチ戦、判定で敗れる。

ロンドン五輪、ミドル級金メダリストでWBA同級2位の村田諒太と同級1位で暫定王者のアッサン・エンダムとのタイトルマッチが行われた。村田諒太はプロ転向後、12戦全勝である。アッサン・エンダムは37戦35勝2敗と経験、実力ともこの階級の事実上の王者である。村田諒太は年齢31歳での世界戦初挑戦である。テレビを見ていて、入場シーンで、いつもの村田諒太では無いような気がした。ボクシングのテレビ中継は前置きが長すぎるので、いつもは試合が始まる直前にチャンネルを切り替えて見るようにしていた。今回は試合前の村田の表情が気になったので見ていた。いつもは、リラックスを心掛けているのか、入場シーンから笑みを浮かべていたが、今回は表情が硬かった。リングに上がるところでいつもの笑顔になっていた。やはり、世界戦でしかもタイトルを賭けた試合ということで緊張があったのかも知れない。1回戦のゴングが鳴り試合開始である。最初は全く手を出さない。相手の動きに合わせてプレッシャーを掛けているように見えた。終了間際に、得意の右ストレートを放った。パンチの重さに相手も驚いたようだ。4回にダウンを奪ったが、決定打が無いまま最終12ラウンドまで来てしまった。手数は相手の方が圧倒的に多かったと思う。結局、判定で敗れることになってしまった。試合を観戦していた客も、解説者も、テレビ中継を見ていた、視聴者も、判定結果に疑問を持ったと思う。正直、自分自身も、若しかしたら勝てたかな?と言う思いであった。だが、村田諒太は挑戦者であり、挑戦者なりの戦い方をして欲しかったと思う。手も出さないで、相手の出方を待って、カウンター狙いのパンチを出す。ヒットすると連打を浴びせるが落ち着くとまた同じ試合になる。消極的と受け止められても仕方が無い試合であった。村田自身も、この判定にショックを隠し切れない様子であった。年齢も31歳と若くは無い。次回、再挑戦する機会があれば、挑戦者らしいボクシングを見せて欲しいと思う。